人工股関節手術支援ロボットにおける臨床工学技士の業務と課題

大阪大学医学部附属病院MEサービス部*1、大阪大学医学部附属病院整形外科*2

○楠本繁崇*1、野口悟司*1、船越文男*1、高階雅紀*1、菅野伸彦1*2、田野保雄*1

 

 当院では2000年9月より人工股関節手術支援ロボット(以下、ROB2000)の治験を行っている。このシステムは人工股関節全置換術及び再置換術において大腿骨髄腔の掘削を自動的に行い、選択されたインプラントの空洞を正確に作成するものである。業務手順としては、術前に撮影された手術部位のCT画像を基に3次元画像を作成し、医師による手術計画がたてられるが、臨床工学技士は手術当日にこの手術計画に従って制御キャビネットに必要項目を入力し、セットアップする。次いでROB2000本体にドレーピングとアーム部への部品の装着補助をした後、術者により大腿部に挿入したピンと本体アームの位置合わせがなされ、術者の指示で掘削操作を開始する。手術終了後はロボットの付属品を取り外し洗浄後に滅菌依頼をする。当院では1月26日現在で14例行われ、臨床工学技士のロボットサージェリーに対する役割と今後の課題を検討したので報告する。