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当院における透析導入患者の冠動脈病変について
東邦大学大橋病院 臨床工学部
○ 日野由香里、堀米慎吾、大沢光行、加藤文彦、別所郁夫、森下正樹、今成俊博、
海老根東雄
[目的]今回、当院での透析導入患者から冠動脈造影検査(以下CAG)を行った症例を対象とし糖尿病性、非糖尿病性に分類し、冠動脈病変の有無について検討した。
[対象]1993年より2000年に当院において透析導入したうち、冠動脈造影(以下CAG)検査を行った糖尿病性41名、非糖尿病性24名の65名を対象とした。
[結果]CAGを行った65例中、冠動脈狭窄を認めたのは41症例(63%)であった。うち糖尿病性29例(70%)、非糖尿病12例(50%)であった。糖尿病性腎症による透析導入患者の発生率が高かった。
[考察]透析患者の心血管系の合併症は非常に高く、特に虚血性心疾患は、透析患者に直接的の死因となることからその管理、治療が重要とされている。今回、CAGを行った当院導入患者の冠動脈病変は、非糖尿病性と比べ糖尿病性の発生率が高いことから、糖尿病性腎症に起因する透析患者の増加により、合併症として冠動脈病変の発症がともに増加するものと考えられる。