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二重膜濾過法を用いたLDL−アフェレーシス3手法の臨床比較
東葛クリニック病院
○ 久保 満、松金隆夫、中澤了一、東 仲宣、鈴木 満
【目的】 家族性高脂血症患者(以下、FH)に二重膜濾過法によるLDL−アフェレーシス(以下、LDL-A)3手法を用い臨床比較を行った。
【対象および方法】 対象はLDL-A治療歴約10年のFH3名である。3手法とは、クラレ社製KPS8800Ceを用いた加温式二重膜濾過法(以下、DF-Thermo)、二重膜濾過法(以下、DFPP)、用手法による加温式二重膜濾過法(以下、TFPP)であり何れも全濾過法とした。各法の血漿処理量はDF-Thermoで約5.2L、DFPPで約5L、TFPPが約4Lである。評価法は血清脂質の除去率(%)と篩い係数とし、危険率1%未満(t検定)を有意差ありとした。
【結果】 除去率比較では、TGにおいてDF-ThermoがTFPPに比し有意に高値を示した(p<0.01)。篩い係数比較では血漿処理量4L時点のLDL-Cにおいて、DF-ThermoがDFPPに比し高値を示した(p<0.01)。その他の除去率および血漿処理量1L時点における篩い係数比較では、有意差を認めなかった。
【結語】 3手法において臨床比較した結果、FHに対するLDL-Aにおいては何れの手法でも有意差はなかった。今後、他疾患への応用を含めDFPP技術の選択枝として有用と考えられた。