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エンドトキシン・生菌から見た各種カプラの評価

東葛クリニック病院  臨床工学部、検査部1)、腎臓内科2)、外科3)

○森脇邦弘、江村宗郎、松金隆夫、末澤梨佳1)、中澤了一2)、東仲宣3)、鈴木満3)

 

(緒言)透析液の清浄化は種々の設備、消毒法などの検討により一定のレベルを維持することが可能となってきた。しかし、透析液のダイアライザーへの接続により、透析中のカプラ部での汚染が報告されている。我々の施設においても以前より各種カプラの試用、バイパスコネクタの透析中の70%エタノール浸漬による管理を施行しているが明確な結論は出ていない。今回B社製ジョイントレスカプラ(以下ジョイントレスカプラ)と日機装社製従来型カプラ(以下従来カプラ)・新型カプラ(以下クリーンカプラ)についてエンドトキシン濃度(以下Et)と生菌数を観察し、あわせて透析中のバイパスコネクタの管理についても若干の知見を得たので報告する。

(方法)通常透析に使用している5台の日機装社製透析監視装置DCS-26(以下DCS-26)に以下の条件でカプラを設置、4ヶ月間使用しHD前後・ダイアライザー前後のEt・生菌の変動をみた。

@従来カプラ、透析中バイパスコネクタを放置

A従来カプラ、透析中バイパスコネクタをエタノールに浸漬

Bクリーンカプラ、透析中バイパスコネクタを放置

Cクリーンカプラ、透析中バイパスコネクタをエタノールに浸漬

Dジョイントレスカプラ

 サンプリングは日機装社製T型サンプリングポートより行った。

(結果)Etは従来カプラでバイパスコネクタ放置の条件においてカプラ前1EU/L以下が、カプラ後最大62EU/L、ジョイントレスカプラで最大43EU/Lと上昇を示したが、他の条件で上昇は見られなかった。生菌では従来カプラ・バイパスコネクタ放置とジョイントレスカプラでカプラ前後の増菌が観察された。

(結論)3種類のカプラを使用し、5条件を設定し、3ヶ月間のEt・生菌を観察した。透析液のカプラによる再汚染対策には日機装社製従来カプラでのバイパスコネクタのエタノール浸漬による管理、あるいはクリーンカプラの使用が有効であると思われた。