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透析液清浄化に対する兵庫県臨床工学技士会の取り組み

兵庫県臨床工学技士会透析液清浄化検討部会

○安田 智雄 透析液清浄化検討部会委員一同

【はじめに】

 透析液汚染が長期透析患者の合併症である透析アミロイドーシスをはじめ、種々の合併症に関与することが認知されて以来、清浄化された透析液の供給は血液浄化に携わる臨床工学技士の重要な業務の一つとなってきた。そこで、清浄化された透析液の必要性と清浄化の方法や疑問点を考え、より多くの施設で清浄化された透析液の供給を目的に兵庫県臨床工学技士会血液浄化部門の分科会として透析液清浄化検討部会を発足し活動してきた。

今回は部会発足以来、約2年の活動内容と現状での問題点について報告する。

【活動報告及び問題点】

 本検討部会は兵庫県臨床工学技士会の会員が中心となり、平成10年9月より透析液清浄化に関する学習会をはじめ、エンドトキシンの多施設合同測定や清浄化に関するアンケート調査を行なってきた。アンケート調査からは透析液清浄化への関心度の高さがうかがえ、学習会も多数の参加が得られた。しかし一方では部会活動が学習会中心となり、それらの企画など準備に時間を費やしたために清浄化についての具体的な検討が行なえないという現状に直面した。また、透析液清浄化による臨床効果についての報告が少ないことや、昨今の医療経済情勢を考えた場合、現時点での清浄化にかかる経費は各施設の負担となることで実際には清浄化へ取り組める施設は少ないと考えられた。

【今後の展望】

現在、そして将来、さらに高度化される血液浄化法には透析液の清浄化かは必須であると思われる。さらに増加するであろう長期透析患者のQOLを向上させるために現状での問題点を充分に検討し、より多くの施設で清浄化された透析液が供給可能となるよう活動を継続させていきたい。