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各種透析液粉末製剤の成分均一性と処方再現性について
玄々堂君津病院 臨床工学科 外科*
○山口曜(ヤマグチ アキラ) 内橋正宏 境澤 雅也 三浦國男 大崎慎一*
【目的】3種の透析液粉末製剤(リンパック・ハイソルブ−D・キンダリ−2D号)についてA剤溶解装置(TP−2)を用いA原液を作成、溶解性や成分均一性等を比較検討した。
【方法】A剤溶解時の電導度経時変化、希釈調製後の透析液濃度、in-vitroによる少量溶解時の成分均一性、透析前後における血中電解質などを測定した。
【結果】電導度経時変化は変動幅に差があったが3種とも7分以内で安定し、TP−2規定の20分以内で溶解完了した。希釈調製後の透析液濃度は理論値付近であった。成分均一性は5・10・25gのサンプリング量で比較したが、量に依存することなく各電解質は変動係数5%以下であった。透析終了時の血中電解質、pHに有意差はなかった。
【結語】3種の透析液は組成値に若干の違いがあるが、血液デ−タに反映される程の有意差は認められなかった。粉末製剤の少量溶解では、造粒法の違いによる成分均一性、処方再現性に差がでるのではないかと検討したが、総ての成分が基準内再現値であった。以上より3種の透析液粉末製剤の比較における問題点は特になく、利便性の高い有用な薬剤であると評価する。