33

透析用血液回路内不溶性異物測定 −その後の安全性再確認について−

小路白鷺クリニック 臨床工学科、診療部

○内田麻希(ウチダ マキ)、小北克也、是田あゆみ、坂口麻依子、寺田 隆久

白鷺病院 臨床工学科、医療技術部、診療部

岡林和美、中西秀紀、山本忠司、山川智之、金 昌雄

 

目的:昨年度、透析用血液回路の不溶性異物試験を行い、血液回路 内に不溶性異物の存在を確認した。今回、メーカー各社へのアンケート調査と、血液回路内の不溶性異物について再調査を行った。

対象:A,B,C,D,E,F,G社の各透析用血液回路

方法:1)A,B,C,D,E,F,G社の7社に対して回路内不溶性異物のアンケート調査

2)透析用血液回路の動静脈を直結させ、生理食塩水500mlをQB200ml/miにて4時間回路内循環させた。その生理食塩水を顕微鏡法により不溶性異物数を測定した。また検出 した不溶性異物の同定を行った。

結果:アンケート調査の結果、前回の調査後A,B,F社において不溶 性異物試験が取り入れられ清浄化対策が実施されていたが、 C,D,E社においては対策の遅れを認めた。不溶性異物試験では前回に比して全体的に不溶性異物の数は 減少を認めたがD,F社の血液回路から400?m以上の不溶性異物が 検出された。

まとめ:透析用血液回路の安全性の向上には、不溶性異物の存在が認 められないように早急に対応しなければならない。