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当院における医療用ポンプの保守管理
―シリンジポンプの点検―
所属:旭川医科大学附属病院臨床工学室、同手術部*
氏名:○菅原 時人
宗万 孝次、関川 智重、与坂 定義、平田 哲*
(はじめに)輸液ポンプやシリンジポンプの性能維持のため、臨床工学技士らによる保守点検は重要な業務の一つである。当院の点検方法および作業時の工夫について報告する。
(方法)定期点検は年2回とし、サービスマニアルほか、Ni−Cadバッテリー(以下電池)の容量を測定する。注入誤差の疑い時には、BIO.TEK社Infusion
Device Analyzer(IDA-4)により精密に解析をおこなう。電池の容量は当院とShine.
technica社で共同開発を行ったNi−Cad専用充放電器を用いた。定格容量と測定値の比較により電池の劣化を判断する。
(結果および考察)電池容量測定は1999年11月〜2000年12月までの12ケ月間に、2回実施した。対象となった機器の電池は定格容量7.2V-1000〜1200mAhをA群(旧型)71台、9.6V-600mAhをB群(新型)11台の計82台である。測定容量は定格容量に対し%で表示し、平均値で比較した。平均容量値はA<B群であるが、2回目における容量低下率はA<B群を示し、定格容量やセル数の違いによって劣化の様子が異なることを示唆した。電池の劣化を知る上で放電器を用いた数量的な管理方法は有用であると考える。