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各種PS膜Dialyzerの臨床性能比較

みはま病院

○田島浩(タジマ ヒロシ)、武田稔男、内野順司、吉田豊彦

 

【目的】

APS-210E(E)、APS-210S(S)、BS-2.1UL(UL)の血液透析時の臨床性能を比較した。

【対象及び方法】

1,血液透析患者4名にEとULをクロスオーバーで使用し、ふるい係数(SC)、クリアランスを日本透析医学会 血液浄化器の評価法 1996に準じ測定した。除去率は透析前、後のデータより求めた。?2-MGの除去量、クリアスペース及び蛋白損失量は透析液廃液を持続抽出するCSEMで求めた。残血の状態を透析終了時に目視で観察した。

2,血液透析患者4名にEとSをクロスオーバーで使用し、1と同様にSC、?2-MGの除去量、クリアスペース、蛋白損失量を求めた。残血の状態を透析終了時に目視で観察した。

【結果】

1,E、ULの各SCは、?2MGが0.94、0.92で?1MGは0.07、0.04でAlbは0.023、0.024であり、?1MGで有意差を認めた。各クリアランスはBUNが190.9、192.5でCreaは158.6、155.3でU-Aは160.9、159.7[ml/min]。?2MGの除去量は197、196.7 [mg/HD]。?2MGのクリアスペースは6.6、6.8[L]で有意差は認められなかった。蛋白損失量は、いずれも検出感度以下であった。Eに比しULの残血性能が劣っていた。

2,E、Sの各SCは、?2MGが0.98、0.87で?1MGは0.08、0.02でAlbは0.022、、0.021であり、?2MGと?1MGで有意差を認めた。?2MGの除去量は254.1、186.2 [mg/HD]。?2MGのクリアスペースは7.8、5.5[L]で有意差は認められなかった。蛋白損失量は、いずれも検出感度以下であった。Sに比しEの残血性能が劣っていた。

【まとめ】

E、S、ULはいずれも蛋白損失量が少なく、低分子蛋白の除去に優れていたが、S<UL<Eの順で優れた性能を示した。また、残血性能についてはUL<E<Sの順であった。