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機械式人工鼻フィルターと静電式人工鼻フィルターの性能比較
兵庫医科大学病院 臨床工学室
○木村政義、大平順之、尹成哲、太田洋子
目的
機械式人工鼻フィルターと静電式人工鼻フィルターの,加湿能,フィルトレーション機能,抵抗の変化について比較検討した。
方法
機械的フィルターの人工鼻としてBB100(PALL社・以下BB),静電気的フィルターの人工鼻としてハイグロバックS(DAR社・以下HB)を用いた.加湿能の測定は,カスケード型加温加湿器と麻酔バックによる組み合わせでテスト肺を構成し,人工呼吸器(分時換気量6L)に取り付け,カスケード容器の24時間後水分損失量を測定した.テスト肺入口温は,36.0℃〜38.0℃に調節した.フィルトレーション機能の測定はインスピロンを用いて加温加湿を行った室内空気を上記実験回路にて96時間使用した人工鼻を通し,その先の培地に24時間吹きつけた後,培養を行い確認した.抵抗の測定は,人工鼻に10〜60L/minの空気を流すことにより,上記実験回路使用前と96時間使用後の圧の変化を測定した。
結果
平均水分損失量BB74ml,HB64.6mlで両者に有意差は見られなかった.フィルトレーション機能は両者とも完全に菌を除去できた.抵抗の変化はHBで圧上昇が見られ,BBでは見られなかった。
まとめ
BBとHBは異なった特徴を持つことが示された.今後,他の人工鼻でも検討し報告を行いたいと思う。