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ポータブルカプノメーター(マリンクロット社製―NPB75)の過換気患者5名への使用経験

奈良県立医科大学附属救命救急センター

○野口 幸、北原佳典、萱島道徳、*野阪善雅、*野上恵嗣、*奥地一夫

 

【はじめに】

呼気終末炭酸ガスのモニタリングは、侵襲的かつ観血的な動脈血採血を患者に負担をすることなく、リアルタイムでのPaCO2を推測できるようになった。

【目的】

外来で過換気症候群と疑われた患者に、ポータブルカプノメーター(マリンクロット社製―NPB75)を使用して、動脈血液ガスとの比較を行った。

【対象】

外来受診時、過換気症候群と疑われた患者5名(男性1名、女性4名)、平均年齢22.8歳。

【方法】

外来受診した患者をポータブルカプノメーター(マリンクロット社製―NPB75)を、医師が動脈血を採取する間の1分間装着し、血液ガスと比較した。

【結果】

SPO2―99±1% ・ PaO2―105±5torr

PaCO2―20±5torr ・ ETCO2―14±4torr

【考察】

5名の患者はいずれも手指のしびれ、頻呼吸と典型的な症状を呈していた。しかし実際の血液ガスを測定するまでは確定診断ができなかったが、今回両者の比較で動脈血採血を行わなくとも、ポータブルカプノメーター(マリンクロット社製―NPB75)でも予測ができるため当疾患の治療の指針となり、ペーパーバッグなどのすみやかな対応につながると考えられた。